陶芸初心者にはてびねりよりもたたら板を使う方がおすすめの理由

みなさんこんにちは。
昨日は工房で作業をしていましたERIKOです。

陶芸について、わたし自身もほぼ、初心者ですが、
釉薬をかけて本焼きしたものが完成しました。

こちらは自宅に持ち帰って
写真を撮ったり、9月のイベントに向けて保管して
おこうと思います。

さて、陶芸初心者が簡単に形を作れるようになるには?を
今日はご紹介していきたいと思います。

初めてだけど意外と簡単にできる方法とは?

陶芸には大きく3つの手法があります。

・電動ろくろを使う
・てびねり(手ろくろ)を使う
・たたら板を使う

電動ろくろを使うの難関度No1! 仕上がりはなめらかに

電動ろくろについて
テレビやYouTubeで見たことがある方も
多いと思いますが、

台の中央に土を置く
重心をど真ん中にして広げていく

これが意外と難しいんですよね~

自在に土を操る職人さんや作家さんはすごいなぁって
感心するばかりです。

てびねりは土と対話しながら丁寧に

次に、てびねりはひも状にした粘土を積み上げていく方法ですが
最初のうちは中も外も凹凸が残りやすいのが難点と言えます。

見えますかね?中にひも状にした時の跡が
うっすらと浮かび上がっています。


この後、サンドペーパーでこすると表面が
滑らかに仕上がっていきます。

上に積み上げて行くにつれて
波打ったり曲がったりもしやすく、
よく言えばニュアンスのある形に

悪くいえばいびつな形になってしまうので、
注意が必要です。

初心者におすすめなのは たたら板を使うこと!


そこで、形をきれいにしたい!という方におすすめなのは
たたら板を使う方法です。

たたら板というのは、このような板を使って、
土を平らに、板状にしていく技法です。

左右の板の厚さはだいたい3-5mm程度で、
お皿の大きさによって変更していきます。

大きくなると頑丈にするために少し厚めに
するとよいでしょう。

土を板状にしたものを既存の円柱やお皿、ボウルなどに巻き付けたり
押し付けたりして形を作っていくのです。

平らなお皿なら板状の土をそのまま丸に切り抜くだけで
あっという間に形を作ることができます。

マグカップなどの筒ものも!既製品っぽいフラットな仕上がりに

板状にしたものを貼り合わせていくのが少し難しいですが、
側面1か所と底の部分1か所をつなぎ合わせていきます。

その際は、土を泥状にしたもの「ドベ」を筆先につけて
接着剤の代わりにして使用します。

特に、花瓶やマグカップなど、水を入れて使用するものは
しっかりと接着させましょう。

水漏れすると使えなくなってしまうので。
(経験あります・・・)

きれいに作りたいという想いはどこから?

おすすめはたたら板をつかうということは
お伝えしましたが、改めて考えていただきたいことが
ひとつあります。

そもそも、きれいに作りたいと思うのは
なぜなのでしょうか?

いや、当然じゃないか~という声も聞こえてきそうですが、
手作りの最大の良さは「既製品っぽくないこと」
「作り手の想いが込められていること」だと感じるのです。

確かに、マグカップならば、飲み口は滑らかで
軽い方が持ちやすいです。

取っ手の位置も上に付けた方が、
持ちやすいのは事実です。

しかし、見た目にこだわるよりも、まずは楽しく作ることが
初心者には必要だと感じるのです。

サッカーを習いに行って、最初から試合に勝つためには?と
いう戦略は学ばないですよね?

ボールに触れる楽しさやシュートが決まったときの
嬉しさなどがないと続けようとは思いません。

もちろん、贈り物として制作する場合は
気を使うこともあると思いますので、
そんなときはフォローさせていただきます!
ご安心ください。

作品の深みは技術よりもエネルギー!

いかがでしたか?

初心者で「きれいにつくること」にこだわる必要はありませんが、
まずは、使えるものを作りたいという方も多いと思いますので、
たたら板を使う方法をぜひ試してください。

技術的はことは経験値を重ねると
上達しますが、それ以上に、
楽しく作ったものというエネルギーが

今後、使う時に一層味わい深いものに
なっていきます。

千葉県内、船橋市内でも陶芸体験が可能なところは
意外とたくさんあります!
夏休み、お子様と一緒に体験しませんか?

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