こんにちは、ERIKOです。
久しぶりの投稿になりますが、長岡の花火の前日は
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に
息子と行ってきましたきました。
今回は息子(3歳半)と同行でした。
燕市からゆっくり行って
夕方には帰宅したかったので、
滞在時間を短く、そして
なるべく休憩を多く
とるようにしました。
大地の芸術祭のHPにも
列車でゆらゆら巡る日帰りコース【7/30-9/4(火水以外)】
という、関東方面からの新幹線や
ほくほく線を利用した
モデルコースの紹介があります。
こちらの「おすすめのモデルコース」から
見ることができます!
関東の電車事情に慣れている人は要注意!
在来線はとても本数が少ない
関東に暮らして10年以上、
出身の香川県高松市ですら
私鉄は30分に1本以上はあるのが
当たり前と思っていたわたし。
乗換案内をみて絶句します。
上越新幹線は1時間におよそ1本
在来線は1時間半~2時間に1本
わたしも同様に乗換案内を見て
検索したのですが、この時は
上越新幹線浦佐駅⇒上越線六日町駅
⇒ほくほく線十日町駅
というルートでした。
浦佐駅からよりは、その1つ先の
越後湯沢からの電車の方が、
多くヒットした印象なので、
越後湯沢から乗る方が
メジャーなのではないかと思います。
いざ!芸術祭 キャリーケース持参のワケ
日中、トイレにやっと行けるようになった息子。
一番の心配事がトイレでした。
夫がいる時は喜んで男子トイレに
ついて行ってくれますが、
なかなか外出先では行きたがりません。
連れて行くのではなく、
ついて行くのがポイントです←
近隣にもお店などないため、着替えは
2着は持って行きました。
他にもは、もう要らないかなーと思いながらも
ベビーラップを1枚と
息子が押したい!と懇願したので、
キャリーケースに入れて押して
行くことになりました。
お土産など、買うものによっては
袋に入れるよりもラクかもしれません。
(ほとんど買わなかったけどね)
越後妻有里山現代美術館 MonET
十日町駅に着いて、最初に向かったのは
越後妻有里山現代美術館 MonET(旧キナーレ)です。
とにかく先にお昼ご飯を
済ませたかったのと、
乗換えで汗だくになったわたしは
タクシーで息子と向かいました。
2022年8月時点、十日町駅の西口が
踏切工事のため閉鎖されています。
そのため、東口から遠回りする必要がありました。
タクシーでも遠く感じました。
お昼はMonET1F コミュニティスペースにて
妻有ポークとかぐら南蛮タルタルの
ダンプリングバーガー(米澤文雄シェフ監修)
食べるのに必死で写真はありません。
息子と半分こしました。
作品鑑賞スタート!息子に配慮しつつ、自分が楽しむ空の池
最初に、気になったのは
回廊の中央にあるインスタレーション作品
レアンドロ・エルリッヒ/Palimpsest: 空の池
その中に、中谷芙二子/霧の彫刻が展示されています。
30分ごとに人工的な霧を発生させ、
大きな池の水面の上に
水蒸気を噴き出すと
まるで雲の上にいるようです。
池は大人のふくらはぎくらいの深さなので、
スポーツサンダルだったわたしは迷わず入水!
息子にも入るー?と聞いてみましたが、
行かない!の一点張りだったので、キャリーケースと
荷物の番をお願いしました。
そして、池の中に入ってみると
本当に自分がどこにいるのか分からなくなる
感覚で不思議でした。
作品を2階からもみましたが、
本当に空のようでした。
館内も見どころ満載!気になった作品レポ
そうして、美術館内をまわります。
息子の足が止まったのは
イリヤ&エミリア・カバコフ 16本のロープ
このあと、ご紹介するまつだいエリアにある
大地の芸術祭を象徴する作品「棚田」で有名な作家さんです。
※この記事の最初の写真がそうです
ゴミにぶら下がる言葉
それらは家で私が息子にかけているような何でもない
一言のようです。
自分が放つ言葉でもあり、だれかが受け取る言葉。
ゴミとあいまって、境界線があいまいだなぁと感じました。
そして、作品の下に入ることもできます。
大人はしゃがんで行くのがやっとなのに、
100㎝くらいの身長だとすいすーい。
本でも紹介されている
movements /目
無数の時計の針が飛んでいます。
こちらはムクドリの群れのように配置され
針の繊細さと、本体のクリアな質感がキラキラと光
とても幻想的な作品でした。
思わずこの中に入って写真を
撮りたくなります。
時計ということで、1つ1つは
個々の時間を生きていますが、
全体でみるとそれはとてもほんの一部。
わたしたち人間も同じかもしれません。
大衆に紛れて周りと調和して
なんとなく生きているようにも見えて
本当は1人1人に役割とか
使命があるようにも感じました。
一通りみて、ミュージアムショップで買い物でも
と思いましたが、この先にも
買いたいものがあるかもしれないと感じて
何も買わず外へ。
十日町でタクシーがつかまらない!暑いし電車の時間が迫るピンチ!
外に出て駅に戻ろうと思ったのですが、
確認不足だったことがひとつ。
そう、十日町はタクシーアプリの対象地域外!
(のちに判明しましたが、燕市も対象外エリアでした)
そこの道で待っていたらつかまるよ~と
美術館のスタッフの方に言われたものの
タクシーは見当たりません。
そのため、息子と歩いて駅に行くことに。
外は熱中症アラートが出るほどで
気温は34℃。暑すぎます。
その時、疲れたのか、息子から
「おんぶ!」コール。
電車逃すと1時間待ち確定です。
まつだいの駅に移動する!と決めたからには、
電車を逃す訳にはいきません。
キャリーケースに入っていた
ベビーラップで15キロをおんぶして
いざ、駅まで歩きます。
とにかく、急げ急げ!!!
(どこへ行くにもですが、時間に余裕を
持って行動しましょう)
こうして何とかほくほく線の
直江津行きに乗りまして、次に
まつだい駅へ向かいます。
「まつだい農舞台」フィールドミュージアム
徒歩移動でヘトヘトになったわたしは
とにかく、休憩したい!そう思いました。
まず外の売店で水を購入。
その後は越後まつだい里山食堂へ。
とにかく、アイスが美味しく感じました。
ちなみに「アイスミルク」うーん。
ここは「アイスクリーム」ではないのねw
思わず夢中になってしまう教室と黒板!
「関係 – 黒板の教室」(教育空間)/河口龍夫
以前来た時にも観た作品です。
息子の好きなトーマスやドラえもんが
落書きしてありました。
わたしはゾウ、ひつじ、ブタ、
牛、アヒルを描きました。
息子が歌っている10人のインディアンの
替え歌に出てくる動物です。
ぞうはパオパオ、ひつじはメェメェ、
ブタはぶーぶー、牛はモーモー
アヒルはグワッグワッ、
ひつじといっしょに夢の中~
ということで。笑
他にも各階の展示を観ましたし、
ミュージアムショップでお買い物もしました。
今回はあまり買いたいものがなく、
芸術祭総合プロデューサーの
北川フラムさんの本を買って
帰路につくことにしたのです。
帰りにまつだい住民博物館を通ると音声が流れ、
聞いたことのない方言のおじいさんの声に
息子は「ん??」という表情をしていました。
券売機はどこ??帰りのほくほく線で混乱!?
帰りの電車を待つために、
早めにホームについたものの
少し経つと違和感に気が付きます。
あれ?切符ってどこで買うんだろう??
焦ったわたしはほくほく線の
営業所に電話しました。
「今、2番ホームにいます。
六日町方面の電車に乗りたいです。
切符はどこで買えますか?」
聞くと、反対側のホームに1台しかないとのこと。
えー!そんな。と思いながらも、
地下通路を通り、息子と反対側のホームへ。
切符を購入して、安心しきって2番線ホームで待っていたら、
向かいのホームから地元の方が、
「次の電車こっちですよ~」と声をかけてくださいました。
え!?うそー!
最初降りた時1番線でしたけども?
帰りも1番線なの??
焦りながら、またしても1番線、反対のホームへ。
ちなみにほくほく線は車両の前側のドアしか開きませんので
そこもご注意を。
息子は安心したのか電車でうとうと眠りはじめました。
最後の乗換でミス!息子は夢の中~
六日町についてJRの駅で上越線と新幹線の切符を買おうとしたのですが、
窓口でとっさに聞かれて焦りました。
「新幹線はどちらから乗られますか?」
行くときに乗換をして浦佐の駅名がすでに出てこなかったのです。
寝た息子を抱っこしてやっとの思いで移動したので、
さっき見た乗換案内のことも忘れてしまいました。
「長岡で!」
その後、お会計が安いな、、という気がしたのですが、
上越線に乗ってしばらくして気が付いた時にはすでに遅し。。
上越線に乗りっぱなしだと、確かに長岡まで行けますし、
乗換もできるのですが、
到着時刻が1時間後になってしまいました。
(途中、浦佐で降りれば良かった~)
そんなこころの声に耳を傾けつつ、息子は爆睡。
わたしもぼんやりと外の景色を見たり、お客さんを眺めて
過ごしました。
結局、17時を過ぎて長岡駅に到着。
ここでも新幹線乗換口ではなく、改札の外へ出てしまうという
ミスを連発。。
駅員さん、本当にすみません。
長岡の駅ナカは充実していてお土産がたくさんありました。
ところで、上越新幹線の乗車人員数は
1日平均で次の通りです。
越後湯沢 2,067n
浦佐 465
長岡 2,606
燕三条 845
新潟 4,900
長岡は花火大会で稼いでいるとも考えられますが、
駅ナカも充実していました。
浦佐は何とも寂しい感じでしたし、燕三条は現時点で
駅構内には飲食店はなく、時間をつぶすのには
退屈な感じでした。
まとめ!芸術祭は楽しい子連れでも無理なく回ることが可能
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
暑い時期は終わりに近づいていますが、
水分補給と休憩を取りながら
子連れでも充分楽しく回れました。
ベビーカーはほくほく線の連絡通路など、一部
厳しいところもあるかもしれませんが、
屋内だけでも見どころはあります。
バスツアーや宿泊型の施設もありますし、
お子さまの年齢やご自身の体力と
相談しながら楽しんできてください。