みなさんこんにちは。抱っこ紐アドバイザーのERIKOです。
前回のブログで、抱っこの正しい姿勢についてお伝え致しました。
今回は【後編】です。
いよいよ実践的な抱っこ紐の装着方法と
抱っこ紐選びについてお伝えしていきます。
【後編】抱っこ紐の正しい姿勢 抱っこ紐選びについて
バックルタイプの抱っこ紐を使うときの注意点3つ
・股幅の調整は適切か?
・ウエストベルトの位置が高いか?
・ショルダーストラップを引くときは
赤ちゃんの○○を支えよう!
股幅の調整は適切か?
股幅の調整というのは
このようなマジックテープや
ファスナーなどで行います。
なぜ、股幅を調整できた方が良いのか?というと
赤ちゃんは成長すると身体が大きくなるからです。
これは、基本の姿勢であるM字の開脚姿勢を
キープするために月齢に合わせて調整した方が良いためです。
そのためには、膝裏から膝裏までの長さを
成長に応じて長く変更できるか?を考えてみて欲しいのです。
オムツだってサイズアップしていくように
赤ちゃんの身体が成長していることは想像できますよね?
ウエストベルトの位置が高いか?
ウエストベルトをなんとなく装着していらっしゃる方は要注意!
密着して高い位置で抱っこすると安定します。
ですが、ウエストベストの位置がそもそも
下の方だったとすればどうでしょう?
ウエストではなく、腰のあたりで装着した場合、
赤ちゃんを高い位置で抱っこすることは不可能です。
ショルダーストラップを引き締めたとしても
低い位置で赤ちゃんを抱っこすることになり
大人はバランスをとろうとして
腰を反るようにして歩くことになります。
そうすると、反り腰や腰痛の原因になってしまうのです。
ショルダーストラップを引くときは
赤ちゃんの○○を支えよう!
ショルダーストラップは引き締めていますか?
抱っこ紐によっては後ろにストラップがついている
ものも多いですが、これが届かない!とあきらめている方は
非常にもったいないです。
まず、ショルダーストラップを長く伸ばしておくことで
背中のバックルには手が届きます。
次にそのあとでショルダーストラップを引き締めることで
自然と位置が肩甲骨の辺りまで下がってくるのです。
最初に背中のバックルに手が届かないと諦めている方は
手順を見直してみてください。
そして、この時にさらに密着させるために
赤ちゃんのお尻を支えながら
ストラップを引き締めていくことです。
お尻を支えると重心が持ち上がりますので、
高い位置で、かつ密着して抱っこができるのです。
ここまでは抱っこの姿勢と
抱っこ紐の装着についてお伝えしました。
具体的な抱っこ紐の選び方について、
この後ご紹介します。
肩こり、腰痛の少ない抱っこ紐メーカーとは?
共通しているのは、
股幅の調整が可能であること、
日本人の体形にも合うこと、
ショルダーストラップで調整が可能なこと
つまり密着して高い位置、正しい抱っこ姿勢がとれるもの
というわけです。
おすすめ4選
・sun&beach
・BobaBoba
・manduca
・didymos
その他のメジャーな抱っこ紐メーカーについて
Ergobaby(エルゴベビー)
→アメリカハワイ生まれの抱っこ紐ブランド
日本人にとっては大きめです。
エルゴのモデルは身長170㎝の女性とされています。
そのため、細身の女性の場合
ウエストベルトやストラップを
最大に締めてもまだ緩みがあることも。
装着方法をクロス装着をすることで
解消できる場合もあるでしょう。
(通常の抱っこはパラレル装着)
Babybjorn(ベビービョルン)
→小柄な赤ちゃんを想定して作られている抱っこ紐です。
あらかじめ、抱っこ紐を大人に装着した後、
赤ちゃんをバックルで固定していきますので、
ハーネスのような設計です。
おんぶの対応時期が他のものよりも
遅く設計されています。
旧タイプだと、股幅が狭く、
赤ちゃんの足が下がりやすいのと、
背当ての幅が調整しにくいため、
背中がまっすぐになりやすいです。
新しいモデルは、旧タイプよりも
調整ができる箇所が増えていますので、
これから新品を購入したい方は
ぜひ、新しいモデルを購入されることをおすすめします。
Kony(コニー)他の同様のタイプも含む
→旧タイプはサイズ選びが難しく、
夫婦で兼用できないケースが
ほとんどでした。
現行のものはアジャスター付きになって、
サイズ選びについては多少改善
されたという印象です。
ただし、ショルダーストラップは
引き締めできない仕様なので
お子さんが小さいうちは
高い位置で抱っこが難しいといえます。
大人が使いたいと思っていても、
もし、赤ちゃんが泣き止まない、
反り返る、落ち着かないといった場合
使い続けるのが難しいでしょう。
長く使っている方もいらっしゃるようですが、快適に使える時期は
限られているといえます。
買い替えをした、セカンド抱っこ紐として
使用した方が多い印象です。
北極しろくま堂
→しじら織りスリングやへこ帯、
昔ながらのおんぶ紐を取り扱っています。
ベビーラップとへこ帯の最大の違いは
生地の暑さと幅です。
へこ帯はベビーラップよりは
薄手なものが多く、かつ、
幅が半分ほどのためコンパクトです。
しかし、そのため赤ちゃんが成長して重くなってくると
負担がかかる場合もあります。
価格:5,093円 |
BABY&Me その他のヒップシートも含む
→ヒップシートタイプも近年は
日本、韓国、中国などのアジアでは
普及しています。
ヒップシートとは固いシートの上に
座らせるようにして抱っこをします。
エルゴやベビービョルンが
SSC/ソフトスカラプチャーキャリアに対して
HSC/ハードスカラプチャーキャリアと呼ばれています。
基本は腰座り以降がベースで作られていますが、
生後4か月~使用可能な
ヒップシートが多いです。
メーカーの安全基準はクリアしていますが、
もともとは腰すわり以降に
対応しているものだといえます
抱っこ紐での疲労は、正しい抱っこ姿勢と
抱っこ紐選びから
抱っこ紐で肩こり、腰痛が・・・という方は
整体に行かれている方も
多いのではないでしょうか?
わたし自身も産後、半年を過ぎてから、
5か月ほど整体に
通っていました。
しかし、抱っこおんぶは日常的に行っているため、
週に1-2回の整体では根本的な
解決にはなりません。
身体の整え方はプロの整体師さんに教えていただくことで
解消できましたが、日常の肩こりや腰痛、腱鞘炎については
自己流でやっていてもケアできないことが多いと思います。
つまり、抱っこ紐の使い方を見直すことや
正しい抱っこ紐の使い方を教わることは
整体に行く以上の効果があると言えるのです。